屋外設置の看板については、全国的に老朽化や風水害をはじめとする自然の脅威による落下が発生しており、安全性の確保とオーナー責任が課題となっています。

看板の安全を脅かす要因

看板の安全を脅かす要因としては以下のものが挙げられます。

自然環境による要因

毎年多数発生する台風をはじめ、近年では集中豪雨など新しい水害が増えています。

  • 雨、風、気温、塩害、雷、大雪、地震

人為的な要因

信頼できる専門の業者選びがポイントになります。

  • 設計不良、施工不良

経年劣化による要因

バブル期に設置した多数の看板が放置されるなどし、全国的に老朽化が懸念されています。

  • 塗膜の劣化、金属疲労、経年プラスチックの脆化

看板管理者としてのオーナー責任

看板が落下すると、人に危害を及ぼす可能性があるほか、ライフラインを壊すなど甚大な被害を起こすこともあり、設置者(広告主)又は管理者の法的責任が問われる場合があります。
見た目に問題がないように見えても、老朽化は確実に進むもの。点検してみたら、ひび割れや腐食が進んでいたなどよくある話で事故が起きてからでは遅いのです。
オーナー責任として設置した看板を適正に管理し、定期的に信頼できる専門業者による安全確認およびメンテナンスを行うようにしましょう。

■参考
看板の安全管理 ガイドブック – 国土交通省